2009年01月29日

こころ@神保町シアター。

以前、シニアというかシルバー層にまじって
「三四郎」「坊ちゃん」の映画を観た神保町シアターで、
きょうは「こころ」を観てきた。

監督:市川崑 1955年 日活・2時間2分・白黒16mm
出演:森雅之、新珠三千代、三橋達也等

午前中に、なにげなく神保町シアターのHPをのぞいたら
「こころ」は今日が最後、しかも昼の12時〜ということで
あわてて出かけて行った。内容も、大満足でした。
これで夏目漱石の映画化作品は
「それから」も入れて4作品観たことになった。

今回は、俳優「森雅之」特集ということで、
美しい年輩女性がたくさん押し寄せていた。
森雅之は、「雨月物語」「浮雲」「あらくれ」「白痴」
あたりを観ているが、名作には欠かせない俳優。

明日は岸恵子、岸田今日子が出演している
「おとうと-1960年-」がかかるので明日も行きそう。。。
ていうか、「おとうと」は、ちょっと前に観た
「黒い十人の女-1961年-」の前年に撮っていた映画か。。
来週も、「挽歌」とか「女であること」とか面白そうな映画が目白押しです。

てんびんばかり/河島英五 http://jp.youtube.com/watch?v=JDUbppjyg5o&fmt=18

森雅之.jpgこころ.jpg

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2009年01月27日

青山真治「路地へ」。

青山真治監督の
「路地へ〜中上健次の残したフィルム〜」のDVDを買った。
60分ほどのドキュメントで
松阪市から国道42号線を下って新宮へ入り、
海岸や森、トタン屋根の家が続く路地、
中上健次資料館などを訪ねていく。
その先々で、映画作家・井土紀州が、
小説の一部を朗読していくという構成。

さまざまな風景の中で、
新宮訛りのイントネーションで語られるテクストは
どこか生気を吹き込まれて、
物語が立ち上がってくるようだ。
新宮の街は、中上健次が育った
ゆりかごの中を覗いたようで鳥肌が立った。

ドキュメントではあるが、カメラマンは田村正毅。
途中で、中上健次本人が撮影した
赤い光線が乱反射するフィルムもつなげている。

中上健次は、紀州は、聖と賤が還流する場所、
時間の吹き溜まりであると言っている。
そんな置き去りにされた感じや、
閉塞感もなんとなく伝わってきた。

そして、地元のおばさんが新宮訛りで
歌っていた「きょうだい心中」の唄は、
山崎ハコが歌っていた「きょうだい心中」の原型であった。
〈写真:路地/夏芙蓉の花/工事現場/海岸/中上健次資料館/新宮駅〉

白い花/山崎ハコ http://jp.youtube.com/watch?v=xBfAzAe0XlA&feature=related

ろじ.jpgふよう.jpg工事現場.jpg海岸.jpg資料館.jpg駅.jpg
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2009年01月21日

ぶらり、途中下車の旅。

八丁堀に事務所があったとき
使っていた都営三田線。
今日は、途中の駅だった「春日」駅で
用事があったので降りてみたが、
そういえば、このあたりは途中下車したことが
なかったと思い、駅周辺を歩いてみた。

樋口一葉にゆかりの深い菊坂(昔菊畑があった)や
小説そして黒澤明の映画で知られる「姿三四郎」の
クライマックスである、決闘シーンの舞台となった
右京山というのがあった。

樋口一葉の旧居跡には井戸があるというので
細い路地を行ったり来たりして、探してみたら偶然発見?
しかし、以前「タモリ倶楽部」で見たときの井戸とは
若干違っているので、必ずほかにあるはずだと
思って探していたが時間切れとなってしまった。。

そして、大正時代の建物を彷彿とさせる
レトロなお屋敷もあったので思わず写真を撮ってしまった。
江戸川乱歩の世界。。
都心は、まだまだ知らない界隈が多い。
ところで「姿三四郎」の決闘シーンは
映画では、すごいススキの野原で、
まさか原作ではこんな都心が舞台だなんて想像もしなかった。
〈写真:今も現役の井戸/菊坂界隈の路地/右京山/レトロな家〉

青春のたまり場/あさみちゆき 
http://jp.youtube.com/watch?v=2Def8h3UJw8&feature=related

井戸.jpg路地.jpg右京.jpgいえ.jpg

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2009年01月15日

禅。

きのうは角川シネマ新宿で「禅 ZEN」を観てきた。
水曜/\1000デーということで、人が多い!とくにシニア夫婦。

去年、立松和平の「道元禅師」を読んでいたので
道元の生い立ちみたいなものは
すぐ思い浮かべることができた♪

この映画では「あるがままの真実の姿を見て受け入れること」、
「捨て去る勇気をもつ」ことがテーマとなっている。

毎日の生活では、嫌だと思っていても、
目の前のことをしっかり行うこと。
仕事も、掃除も、料理も、あっちのほうがいい、
あの人のほうが恵まれていると思わずに
自分に与えられたことを
しっかりと続けていくことが大切なんだと思う。
映画のなかでは、欲望という“目隠し”をとることが悟りだといっている。

悟りを得るために坐禅をするのではなく、ただひたすら坐ること。
悟りを得ようと考えること自体、まだまだ修行が足りない。
只々、煩悩を捨てて坐禅に打ち込むこと。

仏陀自身は「南無阿弥陀仏」とも
「南無妙法蓮華経」とも唱えたわけではないので
道元の教える坐禅「只管打坐/しかんたざ」こそ、
正真正銘、正統の修行を引き継いでいると思う。
映画では、中国(宋)に渡って正師と会い、ひたすら坐禅修行を行い、
ついに悟りを開くあたりをもう少し詳しく描いてほしかったのだが。。。

そして、北条時頼に語る、池に映る月のシーンは、
なんだか意味が違うように思えたのだが。。
本来は、自分の心が揺らいでいたら心に映る月も揺らぐもの・・・。
すべては自分の心が決める・・・ということだと思っていたのだが
映画では、時の執権者、北条時頼が池に映った月を
刀で切って消そうとするのだが、月は消えることはない。
抵抗しても、しかたない。だから、身の上に起ったことは
あるがまますべて受け入れるように・・・という解釈になっていた。

そして映画的に恋愛フィクションみたいなものも混ぜ合わせていたが、
個人的には、もっと説教じみた、教育テレビの「道元入門」みたいな
内容でもぜんぜんOKだったのだが。。。

いま生きているということ/小室等 
http://jp.youtube.com/watch?v=uU-ps8Cbsok&feature=related

ぜん.jpg

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2009年01月09日

山頭火、井上井月。

正月に帰省した折り、こたつの上に
「木曽文学」という同人誌が置かれていて
なんや?と思ってみたら、
木曽福島に住むオイラの叔父が
その同人誌のメンバーになっていて、
母のところに送ってきたらしい。
まだ発行して2冊目だ。

「木曽文学」には、信州、木曽路を歩いた
山頭火についての評論を寄稿していた。
そういえば、昔から叔父さんは
山頭火が好きだったと思い出し、
読み進んでいくうちに、山頭火は
江戸〜明治時代に伊那谷で活動していた
井上井月(いのうえせいげつ)の
墓参りを目指して信州に来たことを知った。

墓参りを終え、帰りに中央アルプスを越えて
木曽路を歩いたのだ。
木曽路でも、山を分け入り、峠を越え、
木曽川の流れに沿って歩き
酒を飲み、数々の俳句を読んだ。

木曽川は南へ流れる、
自分も南へ下る・・・みたいな俳句や、
誰も歩く人のいない静かな山の中を
独り歩いた・・・みたいな俳句が
数多く紹介されている。

ところで山頭火が共鳴した井上井月は、
伊那の人からは「乞食井月」と呼ばれていたらしい。
酒に溺れ、身体中、蚤だらけ。
糞尿にまみれ、のたれ死にしたとある。
ひどい言われようである。まぁ事実らしいのだが。。
山頭火に影響を与えた漂泊の俳人ということで、
オイラも読んでみようと思う。
〈写真:井上井月〉

ぼくと観光バスに乗ってみませんか/森田童子 
http://jp.youtube.com/watch?v=S6o02zTeVjI&feature=channel_page

井月

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2009年01月06日

徒歩で帰宅。

先日、池袋に用事があり、
帰りは都営三田線の新板橋駅まで歩いて
そこから電車に乗るつもりでいたが、
なんだかふと、そこまで歩くんだったら
志村坂上(自宅)までも、
歩いていけるんじゃないかという気に突然なり、
まったく知らない上池袋周辺の住宅街を抜け、
中山道、板橋宿を歩いて帰ってきた。

池袋から自宅まで約7km。
サクサク歩いたら、炭水化物やら脂肪が燃えたようで
なんだかカラダが軽い♪
日頃、メタボリックライフを送っているので、
久々のウォーキングはとてもカラダにいい刺激になった。
これで有事の際も、とりあえず池袋からは自宅に帰還できる。。。

帰れない者たちへ/中島みゆき http://jp.youtube.com/watch?v=oWi2s9Xvl7s


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2009年01月03日

謹賀新年。

遅ればせながら、
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

この世の中には、
手に負えないものが多すぎます。
その最たるものが時間です。
あっという間に過ぎていきます。
年齢を重ねるごとに実感します。
今年も、流されることなく
一日一日を生きていきたいと思います。

今年も、皆様に幸、多からんことを。

ミスター・ボージャングル/中川五郎 with HONZI
http://jp.youtube.com/watch?v=bMHgIcLk2cI


posted by ボイシー日記 at 11:38| Comment(2) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする