2016年12月17日

姜尚中先生の講演会@駒ヶ根。

家入レオLIVEに続いて^ ^
またまた駒ヶ根文化会館へ。
姜尚中先生の講演会
「いまなぜ漱石なのか」を聞いてきました。

漱石が危惧していた近現代への危うさに触れ、
明るさ、豊かさ、繁栄を求めていく裏には、
危うさが必ず潜んでいる。
「三四郎」の中の先生の「滅びるね」という
言葉に象徴されるように、光あるところには影がある。
繁栄を求め続ける現代も、明治時代と大差ないと警鐘。

その話より興味深かったのは、加島祥造先生の話。
姜尚中先生は、駒ヶ根で暮らしていた
加島祥造先生と親交があり、
今回の講演会は偲ぶ会として開かれました。
いろんな話をされましたが、
漱石と加島先生をだぶらせてみたことが
けっこう面白かったです。

どちらも江戸っ子。漱石は松山、熊本などに赴任し、
加島先生は平成2年から駒ヶ根で
血縁関係のない人たちと生活していた。

漱石は家族を持ち、子どもにも
恵まれたが49歳で没した。
漱石がもし加島先生ぐらいの年齢まで生き、
子どもたちが独り立ちしたら、
もしかして家族から離れてまったく新しい土地で
血縁と関係ない人や「朋輩」と
生活していたかも…という想像は興味あった。

西洋文明に批判的な漱石なら、
光輝く都会から抜け出し厭世的な境地になって、
自然豊かな山村へ行ったかもしれない。

こうした“東京離れ”は、ぼくのなかにももう
5年ぐらい前からあった。
みんな、明るさ、豊かさ、繁栄を求めて
東京一極集中していた。
しかし、いまはそうした“つきもの”が落ちた。
姜尚中先生の話の中に何度も“つきもの”という
言葉が使われていたが、
たしかに高度経済成長期には、東京へと集中したが
今はもう憧れはない。

「移住」が増えているのも、
どこかでそう感じている人が
多くなっているのかもしれない。

姜尚中駒ヶ根.JPG
posted by ボイシー日記 at 10:16| Comment(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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